2004-08-04 第160回国会 衆議院 外務委員会 第1号
これまで国連独自の取り組みとしては、安保理改革作業部会という場があり、十年にわたる議論がされてまいりましたけれども、コンセンサス方式をとっているために具体的な進展がないという事態がずっと続いてまいりました。
これまで国連独自の取り組みとしては、安保理改革作業部会という場があり、十年にわたる議論がされてまいりましたけれども、コンセンサス方式をとっているために具体的な進展がないという事態がずっと続いてまいりました。
安保理改革作業部会での論議が始まって七年余りが経過いたします。昨年九月に採択されたミレニアム宣言に、「全ての面における安保理の包括的な改革の実現のための努力を強化することを決意する。」とございますが、これで我が国の常任理事国入りに道筋がついたとは言いがたいと考えます。
○政府委員(川島裕君) 我が国の常任理事国入りについてどういう国際社会における反応があるかということについてまず申し上げますと、今、安保理改革作業部会というものがございましていろいろ議論を進めておりますが、その中で我が国とそれからドイツの常任理事国入りということについてはかなり支持が表明されております。
次に、我が国の国連常任理事国入りの問題につきましても、総理から御答弁がございましたけれども、現在、国連総会の安保理改革作業部会におきまして、本件を含めた安保理の改革について議論が進められておるところでございます。第五十回の総会が終了する本年九月までに改革案の大枠に各国が合意する、こういうことを目標といたしまして積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
我が国の常任理事国入りの問題を含む安保理改革については、国連総会の安保理改革作業部会で議論が現在進んでおりますが、第五十回総会の終了する本年の九月までに改革案の大枠に各国が合意することを目標として、積極的に作業に取り組んでいくことが重要と考えます。